GANMA!

1993年生まれ、大阪府出身のシンガーソングライター。

京都のお寺や神社で、Maroon 5「Maps」、Bruno Mars「Just the Way You Are」などをギターで弾き語りしている動画をYouTubeで配信。

そのスモーキーかつ優しい歌声と、京都×洋楽という異色の組み合わせが注目を集め、日本のみならず海外でも再生されるようになった。

現在はYouTubeでの動画公開と大阪・東京でのライブを中心に活動中。

専門学校卒業後アシスタントをしながら各雑誌の賞に応募し受賞。現在GANMA!にて「花はみじかし、恋せよオトメ。」を連載中。

ラーメンとパクチーが大好きで、漢字と英語が大の苦手…。 アウトドアに憧れ、キャンプとアスレチックに行くのが小さな夢。

Miyuuさん：
楽曲を制作するにあたり、作家の星名ひつじさんから花恋に対する思いをお聞きしました。花恋を読むことと、星名さんとのお話を通して、人の"欠けている魅力"を伝えることができる楽曲にしたいと思いました。

このマンガに出てくる登場人物の心情から、人は誰にでも心の中に"光と影"が存在していて、その"影"の部分も含めて、人の魅力なんだ、そんな部分を否定しなくてもいいんだ、と感じました。登場人物の心情をすごく大切にしている作品だと感じたので、歌詞には、登場人物それぞれの思いを散りばめました。

この歌詞には、本当の気持ちや感情は、言葉や行動では伝えきること、知りきることができない。だから、心で感じることができる人間でありたいという思いを込めました。

星名先生：
曲が出来るなんて夢にも思っていなかったので、初めて聴いた時は信じられない気持ちと嬉しさで感極まって鳥肌が立ちました。

爽やかなメロディーとMiyuuさんの可愛くて透き通る様な歌声がマッチしていて耳に残ります。爽やかさと心地好さが魅力的でずっと聴いていたいなぁと思える曲です。

歌詞も「花恋」のワンシーンが思い浮かんで来るようでイメージとぴったりで驚きました。「花恋」は不器用でどこか欠けている人物達のそれぞれの変化を感じとっていただければなぁ、と思っていたのですがその想いを歌詞を通して感じ、伝わってくる様で言葉の力にまた驚きました。

お会いした時のMiyuuさんは可愛くて気さくで明るくて、奥に秘めた芯のあるMiyuuさんだからこそ出来上がった素敵な曲だと思います。

星名先生：
それぞれの恋愛に対するズレや、不器用でうまくいかない人間模様ですかね…。

皆どこか欠けている部分があって欠けている部分をどう補って変化していくのか、格好良いんだけど…可愛いんだけど…の「だけど」の部分を隠さずに描けたら良いかなぁと思います。

又、不器用な恋愛のほうが恋してるんだなぁとより感じやすい気がするので不器用でちょっと格好悪い、そんな恋愛の中でたまにドキッとしていただけたら嬉しいです。

Miyuuさん：
花恋の第1話のように、実際に見た目や言葉だけで判断してしまうことが良くあって、だけどそれだけでは分からない、何か大切なものを感じようとする登場人物たちに強いメッセージ性を感じる作品です。

第5話で、過去に縛られている福士くんに対して発する、まっすぐな一花の言葉がかっこいいなと思いました。登場人物一人ひとりの心情がしっかり描かれているところが素敵な作品だと思うので、それぞれの視点になって読み返してみると気付きがたくさんあると思います。

高校生活への期待と現実のギャップに悩んだり、誰にも言えない葛藤があったり、誰でも経験したことのあるような気持ちを抱えながら、それぞれの思いが交差していくところが見どころです。